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水と氷の不思議

北海道では、オホーツク海を渡ってくる「流氷」が冬の風物詩として有名ですが、じつは 固体(氷)が 液体(水)に浮くという性質をもつ物質は、まれです。

地球上のほとんどの物質は、液体から固体に変わると比重が大きくなるので、水の中の氷のように浮くことはありません。

このような液体は「異常液体」と呼ばれていて、水のほかにも「ケイ素、ガリウム、ゲルマニウム、プルトニウム」など、固化すると体積が増える(比重が軽くなる)という珍しい性質を持っています。

ちなみに、水の比重が最大になる温度は「4℃」ですが、これより温度が下がると水分子の振動が弱まって密度が変化しない方向へ進み、氷が個体として水に浮くことを可能にしています。

もしも、氷が水に沈む性質を持っていたら、冷たい海や湖に棲む水中生物は生存できなかったかも知れません。

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